待ちに待った旅行や、久しぶりの帰省。新幹線に乗る時って、なんだかワクワクしますよね✨
でも、ふとした時に「急な電話、どこで話せばいいんだろう?」「友達と合流したけど、デッキでおしゃべりしていいのかな?」「大きなスーツケース、どこに置くのがスマート?」なんて、小さな疑問が浮かんだことはありませんか?
この記事では、そんな新幹線の「デッキ」に関するあらゆる疑問を、優しく、そして詳しく解説していきます。
これを読めば、あなたも周りに気配りができる素敵な「新幹線マスター」になれるはず。
さあ、一緒に快適な旅の準備を始めましょう♪
【まず結論】新幹線のデッキはここ!基本ルール早わかり
難しいことは抜きにして、まずはこれだけ知っておけば安心!というポイントからご紹介しますね。
デッキの場所は「各車両の端」にある連結部分
新幹線の「デッキ」とは、客室のドアと、乗り降りする時のドアとの間にあるスペースのこと。
トイレや洗面所がある、あの場所です。
車両と車両をつなぐ連結部分もデッキの一部ですよ。
デッキ利用の三大原則「共有・一時利用・思いやり」
デッキを使うときに、心に留めておきたい大切な気持ちが3つあります。
① みんなの「共有」スペース
デッキは自分だけのものではなく、たくさんの人が行き来する場所です。
②「一時利用」が基本
長い時間ずっといる場所ではなく、電話や移動のために一時的に使うのがルールです。
③「思いやり」の気持ちを
次に使う人や、周りの人が気持ちよく過ごせるように、少しだけ心配りをしてみましょう♡
この3つを覚えておけば、もう大丈夫です!
【目的別】もう迷わない!新幹線デッキの完全活用マニュアル
「こんな時、どうすればいいの?」という具体的なシーン別に、デッキのスマートな使い方を見ていきましょう。
① 電話・Web会議をしたいとき 📞
お仕事の連絡や、お友達との急な電話。
そんな時は、慌てずにデッキへ向かいましょう。
- 基本は「デッキ」で客席での通話は、周りで休んでいる方の迷惑になってしまうのでNGです。小さな声でも、デッキで話すのがマナーですよ。
- 【最新設備】N700S系の「ビジネスブース」東海道新幹線などで見かける「N700S」という最新タイプの新幹線には、なんと電話やWeb会議専用の個室があるんです!当日、空いていれば予約して使えるので、大切なお仕事の時はとっても心強い味方ですね。
- スマートに見せる通話マナー
- 「お電話失礼します」と、周りの方へ小声で一言添えると素敵です。
- イヤホンマイクを使うと、自分の声も相手の声も漏れにくく、声量を抑えられるのでおすすめですよ。
- 長電話は避け、要件は手短に済ませるのが優しさです。
② 満席で立ち乗りしたいとき 🧍♀️
連休などで自由席が満席!そんな時は、デッキで過ごすことになります。
- 自由席のデッキなら、立ち乗りOK自由席のきっぷを持っている場合、満席の時はデッキで立つことができます。
- 指定席・グリーン車のデッキは、基本的にはNG指定席やグリーン車は、そのお席のきっぷを持っている方のための特別な空間。その車両のきっぷがない場合は、デッキの利用も避けるのがマナーです。
- 立ち乗りを少しでも快適にする3つのコツ
- 人の行き来の邪魔にならないように、壁際にそっと寄りましょう。
- 新幹線は揺れることもあるので、手すりをしっかり掴んで安全第一で。
- もし隣の車両のデッキが空いていそうなら、移動してみるのも一つの手です。
③ 大きな荷物・ベビーカーを置きたいとき 🧳
旅行のスーツケースや、お子様と一緒のベビーカー。
置き場所に悩みますよね。
- 荷物置き場の種類とベストな置き場所
- デッキの荷物置き場:予約不要で、各車両の端にあります。早い者勝ちなので、新幹線に乗ったらまずチェック!
- 客室の荷物棚:座席の上にある棚。自分で持ち上げられるサイズの荷物はこちらへ。
- 【予約必須】特大荷物スペース:とっても大きなスーツケースは、乗車前にネット予約できる「特大荷物スペース」が断然おすすめ!安心して自分の荷物置き場を確保できますよ。
- ベビーカー利用者が知っておきたいマナーとコツ
- ベビーカーは、たたんで専用の袋に入れると、周りの方への配慮もできてとてもスマートです。
- 車両の一番後ろの座席の後ろはスペースが広いので、ベビーカーを置きやすい「穴場」だったりします。
④ 飲食・喫煙をしたいとき ☕
- デッキでの飲食、どこまでOK?ペットボトルのお茶を飲んだり、アメを舐めたりするくらいなら大丈夫。でも、お弁当や匂いの強い食べ物は、やっぱり自分のお席でいただくのがおすすめです。
- 【重要】新幹線に喫煙ルームはありません!以前は喫煙ルームがありましたが、2024年の春にすべてなくなりました。新幹線の中は完全に禁煙なので、おタバコは乗る前に済ませておきましょうね。
【利用者別】こんな時はどうする?デッキ活用シーン
もう少しステップアップ!利用シーン別の、ちょっとしたコツをご紹介します。
ビジネスパーソン向け:作業や通話にスマートに対応
急な仕事にも、スマートに対応したいですよね。
そんな時は「ビジネスブース」が設置されている新幹線を選ぶのがおすすめ。
個室なので、周りを気にせず集中できますよ。
子連れファミリー向け:ぐずる子どもとの「避難場所」として
小さなお子様がぐずってしまった時、デッキは一時的な「避難場所」になります。
窓から流れる景色を見せてあげたりして、気分転換させてあげましょう。
「ご迷惑おかけします」と周りに一言添えられると、ママの優しい気持ちが伝わりますよ。
観光・旅行者向け:大きな荷物でも快適に過ごすコツ
お土産で荷物が増えても大丈夫!
大きな荷物は「特大荷物スペース」を予約しておけば、置き場所に困る心配がありません。
旅の計画を立てる時に、一緒に予約しておくのがおすすめです。
【トラブル回避】デッキでの「困った…」をスマートに解決!
もし、ちょっと困ったことが起きても、慌てなくて大丈夫。
こんな風に対応してみましょう。
- ケース1:荷物スペースが他の人で埋まっている…→ 「すみません、こちらのスペースを利用したいのですが…」と、優しく声をかけてみましょう。もしお話が難しそうなら、無理せず車掌さんに相談するのが一番です。
- ケース2:大声での長電話や会話が気になる…→ 直接注意すると、気まずい空気になることも。まずはその場をそっと離れたり、通りかかった車掌さんに「少し声が大きい方がいらっしゃるようで…」と、やんわり伝えてみましょう。
- ケース3:通路の真ん中に人が立っていて通りづらい…→ 「すみません、通りますね」と、にっこり笑顔で声をかければ、きっと快く道を譲ってくれますよ。
【豆知識】意外と知らないデッキの設備とQ&A
最後に、知っておくとちょっと便利な豆知識です。
デッキにある設備一覧
- トイレ・洗面所
- ゴミ箱(分別にご協力くださいね♡)
- 防犯カメラ(私たちの安全を守ってくれています)
- AED(万が一の時に使われる救命装置です)
よくある質問コーナー
- Q. デッキで充電できる?A. 残念ながら、デッキには自由に使えるコンセントはありません。充電は自分のお席か、一部の車両にあるビジネス向けの設備を利用しましょう。
- Q. デッキに忘れ物をしたら?A. 気づいたら、すぐに車掌さんか駅員さんに伝えましょう。JRの「お忘れ物承り所」に問い合わせてみてくださいね。
- Q. 車内販売はデッキまで来てくれる?A. 基本的に客室内を回っているので、デッキで見かけることは少ないかもしれません。お席で待つのがおすすめです。
まとめ:デッキは”思いやり”でできている!快適な旅の心得
新幹線のデッキについて、たくさんご紹介してきましたが、いかがでしたか?
最後に、大切なポイントをおさらいしますね。
- 電話やWeb会議はデッキかビジネスブースで
- 立ち乗りは自由席デッキが基本ルール
- 大きな荷物は事前予約がスマート
- デッキは共有スペース!長時間の占領や座り込みはNG
一番大切なのは、「ここを次に使う人も、気持ちよく過ごせるといいな」という、ほんの少しの思いやりの気持ちです。
ルールやマナーを守ることは、周りの人のためだけでなく、あなた自身の旅を、もっと素敵で快適なものにしてくれますよ。
さあ、これで準備は万端!
最高の新幹線の旅を、思いっきり楽しんできてくださいね。